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連載2004年

 投稿者:ツー  投稿日:2018年 8月 4日(土)19時57分44秒 kcc-122-255-227-72.kamakuranet.ne.jp
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  5月4日 雨の音で目が覚める。窓の外は大粒の雨が降り続いている。朝から気分が優れない。何時ものように朝も風呂に入る。レストランに朝食を食べに行き、一番安価な卵焼き定食を注文する。無論、ライスはおかわりする。部屋に戻り天気予報を見ると今日も雨の予報でガッカリする。10時のチェックアウトぎりぎりにホテルをでる。雨の中フェリー乗り場に向かう。今日は大雨で雷が落ちるらしいので時間が勿体ないが安全策をとることのする。晴れれば高千穂の方に行くつもりだったが残念。風も強くなりフェリーの揺れが心配だ、酔い薬を買うか思案中。10時15分フェリー乗り場に着く。ターミナルで乗船手続きを済ませようとしたが時間が早いので窓口が開いていなかった。売店で時間を潰しても20時20分発のフェリーの時間まで10時間近くあるので困ったもんだ。長椅子に座っているうちに腰まで痛くなってきた。雨も止み空がどんどん明るくなってきた。天気予報が良いほうに外れたようだ、ラッキー。まだ雨が降るかもしれないのでカッパを着て出かけることにする。青島を通て日南海岸まで足を延ばすことにする。11時30分フェリー乗り場を後にする。一ツ葉道路を田吉で下りて宮崎南バイバスに入る。片側二車線の中央分離帯にワシントニアパームの木が何処までも続く。南国ムードが漂う素晴らしい道路だ。宮崎は歴史的重みは感じないが九州の中でもひと際輝いている。ワシントンパームと言う木は初めて聞く名前だ。フェリー乗り場で働く女性に恥ずかしながら聞いてみると舌が回らず何回も聞きなおしてしまう、しまいに可笑しくなって笑だしてしまった。名前を聞いて知らなくっても当然だと思った。青島バイバスを通らずに220号線に曲がる。青島の町に入り読売ジャイアンツの歓迎の大弾幕がホテルの壁に貼られていて町全体がジャイアンツ一色になっている。青島を過ぎて海が見えなくなりだんだん山の中へ入って行く。走り辛いと思ったら峠から一面の海がいきなり目の前に迫ってくる。その海が輝やいて美しかった!左側の海の淵に一軒の讃岐うどん店が見えた、12時30分に昼食にする。九州まで来て、とろろ蕎麦を食べる。直ぐ裏が海岸で、一面鬼の洗濯板。テレビで見た事があるが見事の一言に尽きる。少し休憩してから青い海を眺めながら日南フェニックスロードを快走するFXLR87年とただの親父。いるか岬を通り日南市に入る。イルカの泳ぐのが見えるらしい。日南の駅前でUターンして今来た道に引き返す。アップダウンの岸壁の上をスムーズに走るローライダー(FXLR)雨も止み雲の切れ間から青い空。海も青く輝いている。オートバイのレイダーが赤く点滅、速度を一気に60キロまで減速。やはりスピードの取り締まり中だった。後でツーリングマップルを見ると書いてあった。道路の左側で警備員の方が車を誘導している。小高い丘の上にサボテンハーブ園が見える、約130万本のサボテンが初夏の花咲く頃がもっと美しいそうだ。サボテンアイスにサボテンワイン、サボテンステーキなどサボテン尽くしの所だそうだ。日南フェニックスロードを戻るこの道路は日本有数のシーサイドラインで九州ツーリングのハイライトだと地元の人が言っていた。何処までも続く鬼の洗濯板、なんとも言いようがない素晴らしい景色だ。帰りも青島バイバスを通らずに220号線で子供の国の前を通り県総合公園の前を通過。最初に通った時には気が付かなかったが帰りはジャイアンツのキャンプ地、宮崎球場が見えた。公式戦も出来る球場なので周りの雰囲気、設備など立派なもんだ。宮崎南バイバスに戻り相変わらず道路の中央にそびえ立つワシントニアパームの木のスラリと伸びた美しさは格別だ。南の島に来た気分だ。宮崎市に戻り町の雰囲気が新しく新鮮な気がする。九州の他の都市を周ってきたが何故か宮崎市は太陽の光が似合う町だ。少し褒めすぎかもしれない(笑)宮崎空港に飛行機が下りて行くところが見えた。空を飛んで九州に来る人もいれば私みたいにオートバイで来る人もいる。だから世の中は面白いのかもしれない。16時10分フェリー乗り場に着く、122キロ。受付に行くと午前中にお会いした65歳位のグループの人達と又会う。日南海岸まで足を延ばした事を説明すると良い所を走ってきましたねと言われる。オートバイの所に戻ると30歳半ばの人から話かけられる。この方は茨城県牛久市から225CCの二輪が故障したため50CCのスクーターで九州を周って来たそうだ。たいした根性の持ち主だ。二人で話をしていると、累は友を呼ぶと言う諺があるが周りに沢山の人が集まってくる、不思議だ。映画俳優を思わせるような男前の方が話に加わる。この人は東京の練馬から来たそうだ。四国を周り大分までフェリーで来て、鹿児島からフェリーで屋久島に渡り、往復8時間かけて屋久島で確認されている最大の杉、縄文杉を見てきたそうだ。自民党の古賀元幹事長に似ている40歳半ばの方も話に加わる。教育者を思わせる方も話に加わり、この人はBMWの1987年の二輪で南の大地を旅してきたそうだ。九州の鹿児島の出身で兄弟がいるそうだ。現在は茅ヶ崎市の寒川に住んでいるそうだ。東京日野市から来たライダーも話に加わる。この方も鹿児島の近くが実家でオートバイで里帰りしたそうだ。久しぶりの九州の大雨に遭ったと言っていた。本州では考えられない雨だそうだ。トラックの運転手も話に加わり、10人も集まってしまった。だんだん暗くなってきて時間も18時を回り腹が減ってきた。フェリーの中で食べるには20時を過ぎてしまうしフェリーターミナルの食堂は閉鎖中。人件費が大変なのかそれともお客が入らないのか?雨は降ったり止んだり、カッパも畳んでしまったし、夕飯は食べないわけにもいかず困ったな~と思ったら近くにいたライダーが交差点の近くにカレー専門店があると言われ、カレーの店屋があった事を思い出す。数分で店に着く。雨が止んでいるうちに急いで注文する。カウンターにBMWのトーレル車に乗っているライダーがカツカレーの大盛りを食べている。その大きさには驚いてしまう、30センチ以上ありそうなお皿に御飯が大盛りでカツもビッグで見ただけで食べられそうもないのでライスを少なくしてもらい急いで流し込む。フェリー乗り場に戻ると直ぐに腹が空いてきた(笑)やっぱり大盛りを注文しとけば良かった。大盛りで680円でしかもご飯は好きなだけよそえるようだ。周りのライダーからもう腹が減ったのかと冷やかされる。又、皆で雑談が始まる。皆、気楽に話をしているが会社に戻れば厳しい顏で仕事をしているのだと思う。時計の針も進んでやっとオートバイから先に乗り入れが始まる。後部から乗り入れて奥でUターンして坂を上がり一列に並べる。急いで荷物をまとめて寝台Cに行く。荷物を置き直ぐに風呂に直行。一番かと思ったが既に5人の人が入っていた。湯船にたっぷり浸かっている人もいるし早々と風呂を出る人もいる、なんでも上には上と言うよりも素早い人がいるもんだ。雑談していた仲間の人達はすでに風呂から上がっていた。休憩室で雑談仲間に会い又話が弾む。時間も23時を回り眼を開くのが辛くなり解散する。寝台に戻り横になると頭の中を色々な事が駆け巡る。北海道と違って本州と九州が橋とトンネルで繋がっているのでフェリーが港を出ても寂しい気持ちにならないがもう少し旅をしたい気分だ、お休み。夜中にトイレに行くと茅ヶ崎の寒川から来た方が通路を歩き回っていた。
 
 
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