|
|
2月22日にふれ愛ぴっく大阪クラブが主催した「ルール研修会」で使用した研修会資料です。
審判・記録員の立場で作くられた事例です。一度チャレンジしてください。
1
全盲打者がバンドを試みた。球審は判定を迷い、塁審に「チェック」と補助を求めた。
塁審は、アップボ-ルのチェックと思い「ノー」のゼスチャーをしたので、それをみた球審は「ボ-ル」と判定した。
試合終了後のミーティングで、副審から「スイングしていたのでは」との指摘があった。
解説
球審と一塁審の連携ミスである。
全日本連盟審判部では、アップボ-ルの援助を仰ぐときは「アップチェック」、スイングを問うときは「スイングチェック」に統一している。
2
一死、走者一塁弱視。打球は内野にころがり、三塁の全盲野手が確捕。二塁方向にいた走者はあわてて一塁にもどったが、左遊撃手から一塁の野手に送球があり、一塁審は「アウト」コールして三死となった。
攻撃側の監督は、左遊撃手が送球時に停止圏に入ったと、アピ-ルしたが、球審はその事実はないとして、抗議を認めなかった。
解説
送球時に停止圏に入ったか否かが、判定の決め手となる。後日、この時の模様がビデオでながされ、あきらかに停止圏に入っていた事が判明した。
3
走者満塁、打者は三塁ファ-ル地域に強烈な打球を打った。打球は三塁の弱視走者を直撃。審判は「ファ-ルボール・ノ-プレイ」とコ-ルした。
守備側から、弱視走者に当たったので「走者アウト」ではないかとの抗議があった。
審判は「走者も避けきれない打球であるし、また、当たっていなくても、全盲野手の守備機会はなかった」と判断したとチームに説明をしたが、チ-ムは納得できなかった。
解説
ル-ルブックp30・10-9・2(2)
弱視走者が、離塁中に「フェア-ボ-ル」「ファールボ-ル」に触れたときはアウトである。
この場合、打球の強さや全盲守備者の守備機会云々ではなく、走者が離塁していたか、触塁していたかが、判定の決め手となる。
4
二死満塁、打者は四球となり、各走者は進塁したが、三塁全盲走者が進塁に手間取り、打者席に向かう全盲の次打者と、本塁付近で接触した。
これを見た球審は、ホ-ムコーチャーに「早くホ-ムに誘導しなさい」と、叱責した。
あわてたコ-チャ-は、全盲走者を呼びこんだが、コ-チャ-ズボックスを出てしまった。
守備側からのアピ-ルで、全盲走者はアウトになり、三死となった。球審の指示に従ったためと、攻撃側から抗議があったが球審はそれを認めなかった。
解説
審判のミスである。試合中に審判員が、プレ-に関わる内容の指示を与えるなど、およそあってはならないことである。
5
走者一塁弱視。外野に長打がうたれ、一塁走者は三塁へと向かった、センタ-からの返球があったが、走塁よく三塁審は「セ-フ」の判定をした。
しかし、走者は勢いあまって三塁をオ-バ-ランをした。
三塁守備者は、その時ボ-ルを確保したまま三塁ベース上にいたので、すぐに三塁審は「アウト」と判定した。
解説
セ-フの後に、オ-バ-ランした走者をアウトにするには、守備者は走者にタッチをするか、三塁守備べ-スをもう一度踏まなければならない。「ダブルアクション」
このケ-スでは、アウトの判定が早すぎる。守備者が「ダブルアクション」(2度踏み)するまでに、走者が走塁べ-スに戻ればセ-フである。
|
|